初心者のための Office ソフト - Excel 2019はどう改善された?新機能まとめ!
2019年1月22日より、Officeの最新バージョン「Office 2019」の提供が開始されました。この記事では、「Excel 2019のアイコンデザイン」「追加された関数」「新しいグラフ」「その他の新機能」の4つの観点から、変更点を簡単ににまとめてみました。

目次

Excel 2019はどう変わったのか?


2019年1月22日より、Officeの最新バージョン「Office 2019」の提供が開始されました。Office 2019は、Office 2016販売後にOffice 365でアップデートされた新機能が追加されたため、Excel 2019では、これまでのExcel 2016で使い慣れたすべての機能を引き続き利用できるうえ、新しい関数やグラフのサポートなどの新機能を使えるようになりました。

この記事では、Excel 2019の変更点をできるだけ画像付きで詳しく説明してみました。

Excel 2019のアイコンデザイン


まずは、Excel 2019のアイコンデザインを確認してみましょう。Office 2019のアイコンデザイン変更は6年ぶりに更新されました。


Excel 2019のアイコンデザインは、今までのフォーマットを表現するデザインからアプリの頭文字とアプリの内容を表現する2つのパネルで構成されているのが特徴となっています。

以下はExcel 2013、Excel 2016の古いアイコンデザインです。


新しい関数が追加された


Excel 2019では以下のいくつの関数が追加されました。

CONCAT関数


このCONCAT関数は複数の[文字列]をすべて連結します。連結したい文字列、数値や数式も指定できます。セル範囲を指定することもできますのでより便利になっています。


IFS関数


IFS 関数は複数の条件ごとに処理を分岐させます。最初の TRUE 条件に対応する値を返します。IFS は、複数のネストした IF ステートメントに置き換えることができるため、複数の条件を読み込むのがより簡単です。


MAXIFS 関数


MAXIFS 関数は、複数の条件に一致するセルの最大値を返します。条件範囲と条件の組み合わせは126組まで指定できます。その範囲から条件に一致するセルの最大値を取得します。


MINIFS 関数


MINIFS 関数は複数の条件を指定して最小値を求めることが可能です。以下の例を参考してください。


SWITCH 関数


SWITCH 関数は、値のリストに対して順に式を評価し、最初に一致する結果を返します。


TEXTJOIN 関数


TEXTJOIN 関数は複数のセルの文字列の間に区切り記号を挿入して連結するときに使います。最大252個まで指定できます。



以上、Excel 2019の新しい関数について6つの新機能を紹介しました。画像はイメージです。その利用方法や手順について次の記事で詳しく説明します。

Excel 2019の新しいグラフ


Excel 2019では、マップ グラフとじょうごグラフという2つの新機能が追加されました。以下でそれぞれ見てみましょう。

マップ グラフ


Excel 2019では、地理データを用いて、地図上にグラフを表示することが可能です。データ部分を選択して、[挿入]タブのグラフグループにある[マップ グラフの挿入]→[塗り分けマップ]を実行します。


じょうごグラフ


じょうごグラフでは、プロセス内の複数のステージ間で値が表示されます。たとえば、じょうごグラフを使用して、人口を表示できます。



以上、Excel 2019に追加された2つの新しいグラフを紹介しました。

その他の新機能


Excel 2019では上記に紹介した関数とグラフ以外に様々な新機能が追加されています。

それらを簡単に紹介すると

  • ビジュアルの強化
  • インク機能の強化
  • アクセシビリティの強化
  • 共有機能の強化
  • 黒のテーマの追加
  • ピボットテーブルの機能強化
  • Power Pivotの更新
  • Power BI へ公開
  • 取得と変換 (Power Query)

等々。

以上、Excel 2019に追加された新機能を簡単に紹介しました。今後、Office 2019を使用したい方は参考にしてください。